サックスで音の移り変わりが上手くいかない時
今回は音の移り変わりについてご説明いたします。
音の移り変わりと言ってもテナー、ソプラノサックスのB♭からC、
アルト、バリトンサックスのE♭からFなどからピッチが変わる
低音すぎて最低音が出ないなどたくさん出ると思います。
この音になったら音が大きくなってしまうと言うのも問題で出ると思います。
それぞれ解説していきましょう!
そもそも音の移り変わりというのは、エチュード、スケールなどの練習や曲で流れて
演奏する時ですね。
それぞれの運指です。チューナーを使うときに出てくる音です。
運指表を記載しておきます。
ピッチが変わってしまう
最初にも書いた通り、テナー、ソプラノサックスで言うとB♭からC、
アルト、バリトンサックスで言うとE♭からFになります。
※次からカッコ欄はアルト、バリトンサックスで記載いたします。
テナー、ソプラノサックスでいうとB♭はチューニングのB♭なので合わせるので
よくなるのですが、B(E♭)からC(F)に行くとどうしてもCがピッチが高くなってしまいます。
これはサックスの構造上、C(F)はほぼほぼ塞ぐので高くなってしまいます。
前回ロングトーンでお伝えしたチューナーを使って伸ばすのを参考に
自分の癖になってしまうピッチを覚えるところから始まります。
Cの音は高くなってしまうな、Aの音は低くなってしまうなと分析し、メモを残しておきましょう。
最低音・最高音がきちんと出ない
最低音などは流れに沿って吹くのは難しいかもしれません。
息の量、息の速さなどが大事になってきます。最低音の音と最低から二個目の音と
息の量、息の速さが違うので難しいと思いますが、最低音、最高音にはスケール練習が
良いです。
特定の音だけ大きくなってしまう
特定の音だけ音量が変わるのは、最低音、最高音と同じで息の量、息の速さ、ピッチが関係します。
中音域は割と出しやすいと思います。
中音域をバランスよく出せた後に高音域、低音域のスケール練習を行なってみましょう。
最低音、低音域のコツ
- 全てのキィを正しく押さえる(テーブルキィ含め)
- アンブシュアは緩めに保つ
- 息はゆったりと多めに出す
全てのキィを正しく押さえる
テーブルキィ
まずは左手小指のテーブルキィです。テーブルキィは4つのキィが並んでついていて
初心者だと押し間違えが多発します。初心者の方は最初は小指は使わないので変に力が入ってしまうと思います。よく押し間違えるのが赤丸の二つのキィです。
どちらかというと写真の左側の方が使います。
LowBキィからLowB♭キィ
LowC♯レバーからLowB♭キィ
どちらも黒いプラスチック状のものが付いております。
これは操作性の問題で滑りやすくスムーズにできるようになっています。
これは慣れですが段々と強く押さえなくても押さえられるんだと感覚が掴めるでしょう。
さらに最低音と最低音の上の音は他のテーブルキィに触ってしまうことがあります。
注意して行いましょう!
右手小指も大事です。右手小指も小指を使うので感覚を掴むのに時間がかかると思いますが頑張ってみましょう。
アンブシュアは緩め
アンブシュアは噛みすぎては低音が出ません。出ないからといってタンギングを使って
大きな音で出そうとすると強く噛みすぎてしまいます。
自分の喉はホースのように緩くしましょう。
咥える位置は一緒で変えないで咥える位置は一緒で変えないで息は奥側を振動させるようにイメージしていきましょう。
初心者の方は薄いリードだと出やすいですがそれに慣れすぎると高音がペーペーな音になります。
最高音、高音域のコツ
- 息のスピードを速くする
- 口を小さくして「ホ」の形にして吹く
- 息の量を少なくする
- 高音域だからと言って意識しすぎない
息のスピードを速くする
やや強く噛んだり、口の横を狭くしたり、リードを小刻みに素早く振動させるイメージです。
高、中音域に比べて少しだけ強く噛むくらいで噛みすぎると逆に音が出にくくなるので気をつけましょう。
口を小さくして「ホ」の形にして吹く
口の形を「イ」の形にして吹くと音が詰まったような感じで細くなりやすいので
「ホ」だと口の横が狭くなり、息のスピードが速くなります。
息の量を少なくする
速くすることに意識しすぎて強く吹いてしまう傾向にありますが、
強すぎると音が裏返ってしまったり汚い音になってしまいます。
高音域だからと言って意識しすぎない
意識しすぎるとかえって高音域が出しにくいです。
まとめ
噛みすぎが最大の原因です。噛みすぎるとリードの振動、空気の通り道までも止めてしまいます。
中音が出しやすいので中音→高音→低音の順にやるとやりやすいのでスケール練習をおこなっていきましょう!
低音域〜高音域にかけてす全て均等に綺麗な音が出るのがベストです。
あまり力入りすぎないようにリラックスして練習していきましょう。