〜サックスの個人練習方法〜
私なりにはなってしまいますが、皆さんのご参考になれば幸いです。
普段は私はテナーサックスをメインに演奏しております。
もちろんどの種類のサックスでも練習可能です。
それではお伝えしていきます。
練習するメリット
そもそも練習しないまますぐ曲を吹くのは、上達しません。
練習をしてからこそ上手くなるのです。
スポーツや勉強でもそうですよね。
スポーツでも勉強でも何回も練習したり、基礎から行なったりします。
基礎があってからこそ上達していきます。
もちろん、音楽でも練習することが大切です。
吹奏楽、サックスを演奏することにはピッチと表現力、相手に心地よい音楽、感動する音楽を届けること等色々あります。もちろん、自分が楽しんで演奏することも大切です。
そのためには、安定に一定な音を出せること、p、fで吹けること、など最初の基礎段階を練習することです。でなければ表現力豊かに相手にいい演奏を届けることはできません。
ですので、練習はいらないものではありません。
基礎練習も楽しんで吹いていきましょう。
以前の練習方法
吹奏楽部の時期は最初はマウスピース、マウスピース+ネック、本体もつけて
別々に練習することを行なっておりました。
別々で行なってもいいかとは思いますが、試しくらいでいいと思います。
個人(ソロ)と吹奏楽とアンサンブルでは練習方法が少し違います。
まずは、個人(ソロ)での練習方法をお伝えいたします。
個人(ソロ)練習
⓵音出し 3分程度
最初は音鳴らしとしてドレミファ〜、半音など高音域も低音域も吹いていきます。
時には速いフレーズやゆっくりのフレーズ、様々なニュアンスで吹いたりしてもいいでしょう。
言うなればウォーミングアップです。
楽器もその日その日によって、気温、湿度、消耗具合で同じ操作をしても感覚、音が違います。クラリネットは木なので一番変わることに気がつきやすいです。
息の量(調整)や指鳴らし、初心者であればアンブシュアの感覚など、自分の感覚を調整することにも繋がるでしょう。
⓶ロングトーン 10〜20分
ロングトーンは基礎練習の中で一番大事と言っても過言ではないです。
ロングトーンは、一定の長さで音を長く吹き続けることです。
最初のうちはきちんと腹式呼吸を使えていないことがほとんどです。
お腹を使う意識で一定に音を震えず伸ばすことに気をつけて練習しましょう。
ロングトーンに関しては別の記事で詳しいことを記載しております。
ロングトーン〜サックス〜
⓷インターヴァル 5分程度
インターヴァルというのは、直訳すれば合間とか間隔、距離という意味なのですが、
音楽では音の跳躍という意味で使います。
2度、3度、5度、オクターブと音と音の間隔をアンブシュアが崩れず、音色、音程、音量が均一にスムーズに演奏できるように練習します。
その時は音を切らないように吹きます。
そのため、息の持続性、スムーズな運指、柔軟性などで決まってきます。
私は主にJBCの3度や5度の楽譜を主に使って練習しています。
JBCはそれぞれの楽器の楽譜があります。
2度
5度
⓸スケール 5〜10分程度
スケールとは、音階のことですよね。
例えばオクターブ区間を1音1音続けて吹きます。
それは全音の場合と半音で上がっていく場合があります。
スケールは、色々な調があって、それを練習すればどういった調号の曲でも
スムーズな運指で楽に吹くことができるのでこれも練習するといいでしょう。
種類としては長音階(メジャースケール)、短音階(マイナースケール)とあります。
簡単に言えば長音階は明るい調の音階で短音階は暗めの調の音階です。
楽譜をはる
エチュードは、練習曲です。
最後の応用として吹くことをお勧めします。
表現(f、mf、p、mpだったり、スラーだったり)とか吹き方も練習できます。
J-POPやコンクールなどの曲よりは短いので表現豊かに吹けるように練習していきましょう。
その曲の情景や暗い、明るい表現、盛り上がる表現を意識しましょう。
1フレーズ1フレーズ考えて吹きましょう。
難しく聞こえるかもしれませんが、これらを練習してくれば自ずと身につき楽に吹けるようになります。
まとめ
今回は詳しくアンサンブル、吹奏楽のことを記載すると長くなってしまうので別で記事を書きます。
個人練習は大事だということがよくわかると思います。
時間がなかったらぎゅっと濃縮して練習しても構いません。
ただ、時間が取れるときは十分に行なっていきましょう。
「基礎練習なんか楽しくない、すぐに曲にいきたいよ、、」と思う方は少なくないと
思います。
その時は練習する理由を考え目標を立てましょう!
綺麗な音を出したい、音程も丁寧にしたい、速いフレーズを吹けるようになりたいなど目標を立てれば練習する意味もわかると思います。
意味もわからずやってるとなんでこんな練習しているの?と思い諦めてしまうので、
基礎練習はつまらないと思うのではないでしょうか?
私が今回お伝えした練習方法は参考にしていただければ幸いです。
気を張らず楽しく基礎練習していきましょう!