サックスの正しいタンギングの仕方
皆さん、初心者の方がまたつまずくのが多いと言われているタンギングの仕方を
ご紹介します。
タンギングは正しいアンブシュア と顎が動かないことが初心者には大事です。
正しいアンブシュアについては別記事に記載しているのでそちらをご確認ください。
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顎が動かないようにするには正しいアンブシュアが大事です。正しいアンブシュアが
身につけられれば自然と顎も動かないでしょう。
タンギングの基本的な仕方
タンギングは、舌でリードの先端もしくは先端に近い面部分を触って音を切るのが
基本的なタンギングです。舌とリードの接する面もできるだけ最小限にします。
タンギングの種類
タンギングは大きく分けてきついものと柔らかいものと二種類あります。
初心者が身につけなければいけないスタッカートは
(ジャズを行う方はハーフタンギング)
これが必須です。
他に特殊なタンギングとして
などがあります。
ポイント
口に出して言う
最初に口に出して言うと変わります。
「トゥトゥトゥトゥ」
メトロノーム BPM=80 をつけて4分音符、8分音符、1拍3連符、16分音符で
行なってその後楽器をつけてでもやってみましょう。
音を区切ろうとしない
音を区切ろうとするあまり、息の量に強弱をつけてしまうとタンギングしずらくなります。一定量の息で鳴らし続け、ちょっと触れる感じ(蓋をするイメージ)でタンギングをしましょう。「トゥトゥトゥトゥ」と発音するとやりやすいでしょう。
舌の動きに意識を向けにくい方は、音の始まりや区切りたい部分で「舌をリードから離す」動きを意識をしてみるといいでしょう。
息の流れを意識すること
先程いった通り、息は一定に音が出て安定するくらいまで音を出します。
弱い息とか一定ではない揺れてしまう息ではダメです。
ダブルタンギング
普通のスピードの倍のスピードでタンギングをします。
「トゥク、トゥク、トゥク、トゥク」と発音するイメージです。
通常の舌でリードに触って止めるタンギングと、カ行を発音する事によって息の流れを止めるタンギングを交互におこないます。基本金管楽器によく使われる奏法で木管楽器ではフルートが比較的簡単ですがサックスでも難易度は上がりますができないことはないです。速いテンポでタンギングが可能なのでシングルタンギングより、勝手がいいです。16分音符などやりやすくなるでしょう。
トリプルタンギング
シングルタンギングを素早く2度打ち、その後すぐにダブルタンギングで打ちます。
「T,T,K」(た、た、か)と発音します。「T,K,T」(た、か、た)と発音してやるやり方もあります。シングル、ダブル、シングルタンギングの順番ですね。
6連符などがやりやすくなるでしょう。
難しいので焦らずテンポをゆっくりにして練習していきましょう。
まとめ
今回は構造、基本的なタンギングの仕方などをご紹介していきました。
まずはシングルタンギングとなるポイントでお伝えした方法でタンギングを覚え、
後にクラシック、ジャズ共にレガートタンギング、アクセントタンギング、
スタッカートタンギングを必ず覚えましょう。p、ppでも綺麗にタンギングができるように練習していきましょう。
タンギングの種類を後にご紹介いたします。