サックスの表現の仕方 〜抑揚、強弱〜
抑揚をつけるのに強弱が大事になってきます。
強弱はfff , ff , f , mf , mp , p , pp など色々細かくわけられていると思います。
特にやや強くという意味のmf,強くという意味のf や
やや弱くという意味のmp,弱くという意味のp などの強弱の仕方が
細かいので難しいと思います。
今回は少し上のレベルの表現の仕方をご紹介いたします。
強弱が大事な理由
音の高低では抑揚は取れません。
メロディーは、音の高低が基本なので強弱がないまま吹いてしまうと
抑揚がなく棒吹きになってしまいます。
吹いている側は楽しいかもしれませんが、相手から聴くと棒吹きに聞こえてしまいます。私もそうでしたが最初は自分だけ楽しんで相手を考えていませんでした。
自分も楽しんで相手も楽しんでくれてなんぼです。
強弱は音の高い低いに合わせましょう。
一般的にメロディーが低い時は弱く、メロディーが高い時は強くしていきましょう。
流れるようにメロディがある時などはクレッシェンドを使って表現すると
良いでしょう。
他にも、
楽譜を読みながら(ガン見しながら)だとどうしてもマニュアルのような
硬い曲になってしまいます。曲を聴いたり、吹いたりして頭に入れてから
イメージすることが大切でしょう。
こちらはサックスのアンサンブルの曲です。遊園地をテーマにしていて
吹いている方も聴いている方も楽しい楽曲です。
四つの楽章に分かれていて、
1. メイン・ストリート Main Street
遊園地の最初のディズニーでいえばエントランスのような曲ですね。ノリノリで
今から楽しむんだとイメージがつけると思います。
2. ホーンテッド・ハウス Haunted House
こちらは曲のイメージからつくようにホラーなイメージです。怪しげに怖い感じで
演奏するイメージがつくと思います。
3. メリーゴーランド Merry-Go-Round
その名の通り優雅にくるくる回るまわる様子をワルツにしていて、まるでおとぎ話のような
メルヘンな感じがイメージつくと思います。
4. ローラー・コースター Roller Coaster
ジェットコースターですね。半音で早く演奏するのでスピードが命とも言えるでしょう。楽しさもあり、恐怖もあり、ワクワクもするでしょう。そういったイメージが
つくと思います。
イメージは正解はないので曲のところに音楽用語が書いていると思います。
イメージが湧かない時はこれを調べてヒントにしても良いでしょう。
例)
Molto vivace 非常に活発に早く
Andante 歩くように
espressivo 表現豊かに
まとめ
音の高低での深さ、周期の速さは曲のテンポや雰囲気によって変わります。
イメージをつけて歌うように演奏し、強弱、表現(抑揚)が
大事になっていきます。
相手に良い演奏を届けられるようにしましょう♪