アルトサックスのマウスピースの種類

f:id:sorarintyo:20200709230122j:plain


今回は前回もお伝えしたソプラノ、アルト、テナー、バリトンサックスの

マウスピースの紹介をします。 

それぞれの楽器で演奏されているのはアルトサックスが多いと思います。

 最初にアルトサックスのマウスピースをご紹介いたします。

 

 

サックスの特色

サックス自体は1840年代にアドルフ・サックスという方が発明した木管楽器です。

一見金管楽器にも見えますが、本体は真鍮でできていて、楽器の中では新しく作られた楽器で吹奏楽木管楽器金管楽器が上手く混ざらないので中和するように

作られたのがサックスと言われています。

 

アルトサックスの特徴

アルトサックスはサックスの中でも花形で吹く人が多いイメージがあります。

ポピュラーとも言える楽器で人間でいうと女性の声に近いと言われています。

金管楽器のような力強い音から、柔らかい音まで出すことができ、ソロの楽器としても

人気があります。

 

アルトサックスのマウスピース

一般的にはクラシック向きはセルマーのS80やS90、ジャズ向きは、メイヤーだと

初心者向きで定番です。

 

セルマー S80

f:id:sorarintyo:20200709225004j:plain

吹奏楽で定番のもので、初心者にも吹きやすいです。

上の音から下の音まで均一に音を出すことができ、サックスの艶やかな音色です。

 

セルマー S80 C☆
続きを読む

サックスのマウスピース構造、種類

f:id:sorarintyo:20200705225405j:plain

マウスピースも最初はケースと一緒に付いてきた既存のものを使うかもしれませんが、

マウスピースにも色々あります。

今回はマウスピースの種類を紹介いたします。

 

マウスピースの構造

f:id:sorarintyo:20200630201257j:plain

ティップオープニング

リードの先からマウスピースの先端までの隙間のこと。

息の量や音量に影響する部分です。

 

フェイシング

マウスピースの先端からリードが接するところまでの長さを指す。

リードが振幅する部分で吹奏感や音の反応に影響します。

種類は大きく、ショート、ミディアム、ロングがあります。

短いものは明るくクリアで、長くなるに連れダークで柔らかいサウンド

長さに加え、カーブの角度、形状によって変わる。

 

ティップレール

マウスピース先端のカーブを指し、音のニュアンスやコントロールに影響します。

レールの幅が狭いと、音の立ち上がりが早くニュアンスをつけやすいが

コントロールレンジが広くなります。

幅が広いと、ニュアンスや音量が安定し、コントロールしやすくなります。

(リードミスしにくくなる)

 

ウィンドウ

リードとマウスピースが接していない部分を指します。大きいと息の抜けが

よくなり、小さいと音質がまとまりやすくなります。

 

 

マウスピースを変えるメリット

マウスピースにも寿命があります。

平均3年と言われていて、厳密にはカットが丸くなり、

音の立ち上がりが悪くなったときに替え時といっていいでしょう。

歯列の関係でそこだけレールがアンバランスに減ったりする。

その結果、リードも合わなくなり、コントロールが難しくなります。

 

他には楽器が変わると共に変える人もいます。

楽器は例えばヤマハのサックスを使っているとします。

5年ぐらい吹いて、そろそろ変えたいなと思い、思い切ってセルマー

するとします。ヤマハのマウスピースにセルマーのサックス本体を吹くとします。

そうしたら抵抗感も違うし、吹き心地が違くなると思います。

そのときに変えたりします。

 

あとは、目標としている方がマウスピースを変えたときに変えたりする方もいるようです。

 

マウスピースの種類

エボナイト(ハードラバー)

f:id:sorarintyo:20200705224952j:plain

温かく太い響きでジャズ、クラシック、どのジャンルでも使えるマウスピースです。

Saxらしい音で合奏の中でも溶け込みやすいです。

 

アクリル樹脂、フェノール樹脂

f:id:sorarintyo:20200705224057j:plain

音が鳴らしやすくレスポンスは良好です。アクリルなので様々な色の種類があります。

デザイン性があって、初心者向きのマウスピースです。

 

クリスタルガラス

f:id:sorarintyo:20200705224623j:plain

 


明るく輪郭がはっきりとした音で大音量は出ずらいです。ですが細やかな吹き方の変化に

きちんと変化するので繊細な表現ができるでしょう。

かなり抵抗感があり、素材がクリスタルガラスで割れやすい。

 

メタル(ブラス、ステンレス、ブロンズ)

f:id:sorarintyo:20200705224727j:plain

華やかな音色で大きな音量が出ます。ソロプレイヤー、ジャズプレイヤー向きのものです。

色は、銀と金があり、それぞれに特徴があります。

 

銀…ダークで深みのある音色です。

金…明るく華やかな音色です。

 

ティップレールが広いマウスピース

抵抗感が強く、音色が柔らかいです。

息を吹き込みすぎてリードミスする可能性がある方にオススメです。

鳴らすには多くの息が必要で吹き込んでもリードミスしにくいです。

合奏中で大きな音を奏でたい時に重宝するかもしれません。

 

ティップレールが狭いマウスピース

抵抗感が弱めで演奏しているとすぐに疲れてしまう方にオススメです。

抵抗感が弱めなので息が少なくても鳴らすことができ、音程も合わせやすい。

バテることがないが、音量はティップレールが広いマウスピースより出ずらい。

 

まとめ

今回はマウスピースの構造と種類をご紹介いたしました。

こういったことを踏まえて試奏してマウスピースを厳選していきましょう♪

次回は、S,A,T,B SAXのそれぞれのマウスピースの種類をご紹介します。

 

 

サックス 低音が出ない時💧

低音が出ない、低音が震える、低音の立ち上がりが遅い

f:id:sorarintyo:20200628201455p:plain

そう感じたことはありませんか?

低音は息のコントロールが大事になってきます。

低音の出し方をご紹介いたします。

 

サックスの構造,原理

サックスは構造上、低音が出しづらくなっています。

なぜかというと、サックスの構造はマウスピースからベルに進むにつれて

管が太くなっています。

だから、キィを締めていくにつれより多くの息が必要です。

特にレb/ド# シb/ラ# が出ずらいです。

U字部分は強い空気抵抗を持っているので負けない息を入れないといけません。

 

要因

  • リードのしなりの強さ
  • マウスピースのティップオープニング(開き具合)
  • 息の角度
  • タンギング方法
  • 低音域のコントロール

この条件が丁度良くなることで吹きやすくなります。 

 

ただし、吹けたとしても意味がないものがあります。

ダメな例

  1. やや深めにマウスピースを咥え、思い切り息を吹き込む。           アンブシュアの時にも挙げたかもしれませんが、これは出ないこともないです。

    しかし、ベーベーで綺麗な音にはなりません。

    そしてそのまま中、高音を吹いてしまうとピッチが下がってしまいます。

  2. 柔らかいリードで開きの狭いマウスピースに息をまっすぐたくさん吹き込む。 さらにきついはっきりとしたタンギングをすれば音が出ますが、こちらも   音が汚くなってしまいます。

 

条件は書きましたがどうやって吹けばいいのでしょうか?

 

やり方

  音程を徐々に下げていく

音程を徐々にスラーで下げていきます。

そうすると低音の鳴る感覚を掴めるでしょう。

アンブシュアと舌の位置は変えずに指だけを下ろすイメージで吹いてみましょう。

息の量と、息のスピードが覚えられるでしょう。

 

  息を0から増やし、音の境界線を掴む

少しずつマウスピースに入れる息を増やし、目的の音が鳴ったタイミングでキープす流方法です。最低限のエネルギーで効率よく音を出す感覚を覚えられます。

出したい音に対して、どれくらい息の量・スピードが必要なのか把握することが肝心です。

pの音で一定に出せたらコントロールできているとも言えるでしょう。

 

  ロングトーン

さらにロングトーンをすることでぶれることなく美しい一定の音を出せます。

基礎練習が大事だということです。

 

  理想の音をイメージする

美しい綺麗な音、一定な音を聴いたりして、自分はこういう音を出すんだという

想像をしてみましょう!

理想の音を出す方を探し出しましょう♪

 

 

 

まとめ

低音に必要なのは基礎練習、理想の音をイメージすること、

息の量、息のスピードが大事だということがわかります。

サックスを吹くには練習量が大事だということですね!

でも無理をしないように練習しましょう!

サックスのリードの種類

f:id:sorarintyo:20200622231400j:plain


リードには色々あります。

リードで悩んだこともあるでしょう。

今回はオススメのリードをご紹介します!

まずは、リードのことを詳しくご説明いたします。

 

リードの素材

これは竹ではなくケーンと呼ばれる材質です。

日本では葦と呼ばれるものになります。

ケーンは、中は空洞の筒状で、1年で生長し、 これを適度な長さに切ってから、

タテに四分割して削るとリードになるのです。

 

f:id:sorarintyo:20200621213055j:plainf:id:sorarintyo:20200621213655j:plain

 

リードの名称

f:id:sorarintyo:20200621214453p:plain

リードにはアンファイルドカットとファイルドカットの二種類があります。

ファイルドカット

f:id:sorarintyo:20200622225909j:plain
 

ファイルドカットは音の立ち上がりがよく、まとまりのある音になります。

明るめな音色でクラシック、吹奏楽向きです。(別名 フレンチカット)

 

 アンファイルドカット

f:id:sorarintyo:20200622225824j:plain

アンファイルドカットは、ヴァンプ部分の表皮をそのまま残したリードを指します。

ダークで落ち着きのある音で、ジャズ向きです。(別名 アメリカンカット)

 

リードの種類

Vandren 

f:id:sorarintyo:20200622222945j:plain
俗に言う青箱ですね。定番とも言えるものです。

全音域に渡ってレスポンスは良好で、豊かな音が特徴的です。

芯があって、レガートからスタッカートまで楽に吹けます。

 

 

 

RICO GRAND CONCERT SELECT

f:id:sorarintyo:20200622223028j:plain

ファイルドカットのリードです。重厚感があり、滑らかな音の繋がりが

感じられます。

ハートを厚くすることによって、よく響く柔らかい、透明感のある音色になります。

私はこれも愛用しています。

 

RESERVE (レゼルヴ )

f:id:sorarintyo:20200622223247p:plain

ファイルドカットのリードで、厚めで豊かな暖かい音色。

ダイナミクス感をつけやすく柔軟かつコシのあるリードです。

耐久性が高く、私オススメのリードです。

 

Wood stone (ウッドストーン)

f:id:sorarintyo:20200622223447p:plain

最近できたリードで、しっかりとした作りが特徴です。

ソプラノ、アルト、テナーはアンファイルドカットでバリトンはファイルドカット

です。ジャズ向きで伸びのある音色です。

 

バンドーレン V.12

f:id:sorarintyo:20200622224851j:plain

ファイルドカットで豊かで暖かい音色です。

形状が特別なケーンによってティップが厚いものになってます。

 

JAVA

f:id:sorarintyo:20200622224658j:plain

アンファイルドカットでトラディショナルより、先端部が厚く、

振動する部分が柔軟で明るくハリのある音色です。

 

JAVA RED SR2625R

f:id:sorarintyo:20200622224532j:plain

ファイルドカットで芯があるリードです。

リッチな音色でファイルドカットですが、ジャズ向けのリードです。

 

JAZZ SELECT UNFILED

f:id:sorarintyo:20200622224330j:plain

アンファイルカットでビックサウンドが可能です。

リードのしなりが良いのでパワフルなプロジェクションで抜群の操作性です。

 

Legere

f:id:sorarintyo:20200622224233j:plain

樹脂製リードで耐久性に優れています。

ケーンでできていないので割れることもないし、カケることもありません。

ただし自分が吹くしなりの番号と一緒の物を購入してしまうと薄く感じることがあります。試し吹きをしたりすると良いでしょう。

一枚のみで売っていて3,500円(テナー)で売っているので失敗しないようにしましょう。

 

リードの薄さ、厚さの違い

厳密に言えば、薄い、厚いではなくしなりの問題です。

柔らかいリードは音が鳴りやすく吹きやすいが、高音が裏返ります。

硬いリードはメリハリのある音色で裏返りにくいが肺活量が必要で

息が入れずらいです。

 

まとめ

番数だと3がメジャーですね。

人によってはペラペラな薄い音だな、逆にカスカスな音になってしまうなと

思ったら番数を変えてみるのも良いかもしれません。

柔らかいリードは音が鳴りやすく吹きやすいが、高音が裏返ります。

硬いリードはメリハリのある音色で裏返りにくいが肺活量が必要で

息が入れずらいです。

その中間くらいがあなたの吹きやすいリードなのではないでしょうか?

箱で売ってるものではなく一枚で売っているものもあるので

色々な種類を試してみるのも良いでしょう。

あなたの最高なリードを選びましょう。

サックスの表現の仕方 〜抑揚、強弱〜

f:id:sorarintyo:20200617200659j:plain

抑揚をつけるのに強弱が大事になってきます。

強弱はfff ,  ff , f , mf , mp , p , pp など色々細かくわけられていると思います。

特にやや強くという意味のmf,強くという意味のf や

やや弱くという意味のmp,弱くという意味のp などの強弱の仕方が

細かいので難しいと思います。

 

今回は少し上のレベルの表現の仕方をご紹介いたします。

 

 

強弱が大事な理由

音の高低では抑揚は取れません。

メロディーは、音の高低が基本なので強弱がないまま吹いてしまうと

抑揚がなく棒吹きになってしまいます。

吹いている側は楽しいかもしれませんが、相手から聴くと棒吹きに聞こえてしまいます。私もそうでしたが最初は自分だけ楽しんで相手を考えていませんでした。

自分も楽しんで相手も楽しんでくれてなんぼです。

 

 強弱は音の高い低いに合わせましょう。

一般的にメロディーが低い時は弱く、メロディーが高い時は強くしていきましょう。

流れるようにメロディがある時などはクレッシェンドを使って表現すると

良いでしょう。

 

他にも、

 楽譜を読みながら(ガン見しながら)だとどうしてもマニュアルのような

硬い曲になってしまいます。曲を聴いたり、吹いたりして頭に入れてから

イメージすることが大切でしょう。

 

わかりやすい例) アミューズメントパーク組曲/高橋宏樹

こちらはサックスのアンサンブルの曲です。遊園地をテーマにしていて

吹いている方も聴いている方も楽しい楽曲です。

 

四つの楽章に分かれていて、

1. メイン・ストリート Main Street

遊園地の最初のディズニーでいえばエントランスのような曲ですね。ノリノリで

今から楽しむんだとイメージがつけると思います。

2. ホーンテッド・ハウス Haunted House

こちらは曲のイメージからつくようにホラーなイメージです。怪しげに怖い感じで

演奏するイメージがつくと思います。

3. メリーゴーランド Merry-Go-Round

その名の通り優雅にくるくる回るまわる様子をワルツにしていて、まるでおとぎ話のような

メルヘンな感じがイメージつくと思います。

4. ローラー・コースター Roller Coaster

ジェットコースターですね。半音で早く演奏するのでスピードが命とも言えるでしょう。楽しさもあり、恐怖もあり、ワクワクもするでしょう。そういったイメージが

つくと思います。

 

アミューズメントパーク組曲 高橋宏樹

https://www.google.com/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=&cad=rja&uact=8&ved=2ahUKEwjG4NPvg4nqAhUMfXAKHcklDnkQyCkwAHoECAoQBA&url=https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fwatch%3Fv%3D-i

 

 

イメージは正解はないので曲のところに音楽用語が書いていると思います。

イメージが湧かない時はこれを調べてヒントにしても良いでしょう。

例)

Molto vivace 非常に活発に早く

Andante 歩くように

espressivo 表現豊かに

 

まとめ

音の高低での深さ、周期の速さは曲のテンポや雰囲気によって変わります。

イメージをつけて歌うように演奏し、強弱、表現(抑揚)が

大事になっていきます。

相手に良い演奏を届けられるようにしましょう♪ 

 

 

サックスのピッチを直す方法!

f:id:sorarintyo:20200615205126j:plain





チューナーでみると、許容範囲のピッチまでいっていない、

Cが高くなる、低いB♭が低くなるなど大半の人はピッチが悪くなってしまう

経験をしていると思います。

今回は、直し方を解説いたします♪

 

まずはピッチ、ピッチとはよく聞きますが、音程と何が違うのでしょうか?

 

ピッチとは、 

日本語では音高という意味になります。

Hzが単位になり、半音まで行かないくらいの音の差です。

周波数の領域になります。

例)442HzのFが基準

430HzのFはピッチが低い。 450HzのFはピッチが高い。

こういった使い方をします。

 

音程とは、

対して音程は、音と音との間隔です。

英語ではインターヴァルと言います。

単位は度数で表されて、よく1度、3度、5度など聞くと思います。

基準の音から、別の音までの距離、間隔を音程と呼びます。

例)半音、全音などのドからレ、ミからソ、ドからド♯など

 

ちなみにピッチとキーの違いは、ピッチが半音まで行かないくらいの音高で

キーは半音以上の音になります。

キーは、調の話になってくるのでよくカラオケなどで歌うとき、

どうしても原曲のキーが高くて歌えない時は下げますよね?

それをキーを下げるといい、−3、−5などよく使います。

キーをあげるときも同様ですね。

 

例)吹奏楽でピッチが悪い

アルトサックスが二人いて、一人はピッチが+20高い。

もう一人はピッチが−20低いとします。

同時に吹いたらいくら音自体があっていても気持ち悪い音高になります。

自分で吹いている時は聞きずらいです。

録音して見るとわかるかもしれません。

 

ピッチを直すには、耳を鍛える

耳を鍛える方法としてはいくつかあります。

一つ目

吹奏楽の合奏にチューニングをすると思います。

その時に基準となる人(Obが多い)がぴったり吹いて次の人がそれに合わせて

吹く。低かったり高かったりすると音が揺れます。

音が高ければ素早い振動で、音が低ければ基準の倍くらいの振動で少なく聞こえます。

その音を当ててわからなかったらチューナーでこの音が低いんだと問題を

解くように鍛えていきます。

二つ目 

チューナーのC,D,E,Fなど音を出して、それを聞きながら

自分も吹く。二つ目は自分が吹いているのを聞き分けなければいけないので

一つ目のよりは、難易度が少し上がったかもしれません。

三つ目 

YouTubeなどで練習量が足りていないものとピッチがとても

あっていて上手いものを聞いて見る。何も考えず聞くのではなく、

これは高いな、これは低いなと推測してチューナーとかで正解を見ながら

行うと鍛えられるでしょう。

 

ハミング

私はソルフェージュを行なっておりました。

最初に聞いてから、鼻歌のように音を合わせる。

吹いて見る。

こういったのもいいかもしれません。

サックス 指が回らない、思うように動かせない時💦

f:id:sorarintyo:20200612154705j:plain

ここの早いパッセージが回らない、何回やっても連譜が追いつけない

そんな経験はございませんか?

私もそんな経験をたくさんしてきました。

 

そもそも原因は何でしょうか。

 

原因

  • 心理的に焦っている、怒り
  • 早く回そうとして力が入る
  • 難しい調号 指回し

 

こういったものが挙げられます。

 

心理的に焦っている、怒り

早く回そうとして焦って練習してしまっては、悪循環です。

段々と練習していてできなくてイラっときてしまっても練習にはなりません。

まずは落ち着いてゆっくり見直すところから初めてみましょう。

ある程度できるようになったら通常のテンポより少し早くしてやってみて、

その後通常のテンポで練習してみてもいいかもしれません。

 

早く回そうとして力が入る

早く回そうとして指貝から指を離していたり、

指を折り曲げないでピンッと伸ばしていませんか?

 

指貝から指を離しているとその分指貝からタンポを塞ぐ距離も伸びてしまいます。

その分早いパッセージの時にはロスです。

さらに指を曲げないでピンッとしたまま吹いてしまうと指に余計な力が入り、

早く回すことができません。

指は卵を持つように丸くし、指を立て、指貝の手前を塞ぐとやりやすいです。

 

難しい調号、指回し

難しい左手小指のテーブルキィや右手小指のB♭キィは小指を使うので早く

パッセージを行うには筋力が必要です。

 

右手小指

C、C♯、D、C♯、C、C♯、D、C♯など

低いB♭、C♯、D、C♯、低いB♭など

 

左手小指

F、F♯、G、F♯、F、F♯、G、F♯

(B♭管読み)

こういった練習で慣れるといいでしょう。

 

  筋力トレーニン

小指と薬指のトレーニン

まずは一本ずつ伸ばしてみましょう。

テーブルに人差し指と中指を伸ばす。

次は中指と薬指、薬指と小指など。

 

指を動かす方法

人差し指と中指と小指をテーブルの上につけ、薬指を下にして動かす。

同じように人差し指、中指、薬指をテーブルにつけて小指を動かす。

注)小指なら薬指をちゃんとくっつける。

 薬指なら両端の小指と中指をちゃんとくっつける。

 

 

他には、、

 

歌ってみる

早いパッセージがうまくいかないときは歌ってみるといいでしょう。

吹かないで歌いながら指を動かすのもいいかもしれません。

 

リズムを変えて吹いてみる

16連符などの連符があった場合

f:id:sorarintyo:20200610215029j:plain

 

付点八分と16分がくっついたもの

f:id:sorarintyo:20200611100217j:plain

 

 

f:id:sorarintyo:20200615211040j:plain

 

こういったものに変えてみる。

 

まとめ

指が回らなかったら様々な方法があります。

  1. ゆっくりのテンポで落ち着いて吹く
  2. 通常より早く吹いてみてその後に通常のテンポで吹いてみる
  3. 筋力トレーニングを行う
  4. リズムを変えて吹いてみる

 

あとは練習のみだと思います。

数をこなせば早いパッセージに慣れます。

皆さんも連符マスターになりましょう!